基本の疑問
VAPEと加熱式タバコ(IQOS等)の最大の違いは何ですか?
大きな違いは「タバコ葉を使用するかどうか」です。
- 加熱式タバコ: 専用のタバコスティック(葉)を加熱し、ニコチンを摂取します。
- VAPE: 香料の付いた液体(リキッド)を電気で蒸気化して吸い込みます。日本ではニコチンなしのリキッドが一般的です。
VAPEは日本国内で合法ですか?
はい、完全に合法です。ただし、日本の薬機法(旧薬事法)により、国内での「ニコチン入りリキッド」の販売・譲渡は禁止されています。国内で販売されているVAPEリキッドはすべてニコチンフリーです。
健康と安全性
「タール」は本当に発生しないのですか?
発生しません。「タール」は有機物が燃焼する際に発生する成分です。VAPEは燃焼を伴わず、リキッドを気化させるだけなので、紙巻きタバコのようなタールは一切含まれません。
肺への影響(VAPE病など)が心配です。
2019年に米国で報告された「EVALI(VAPE関連肺損傷)」の主原因は、正規店以外で流通していたビタミンEアセテートを含む不正なリキッドであることが判明しています。日本の正規店で販売されているリキッドにはこうした有害物質は含まれていないため、リスクは極めて低いとされています。
歯が黄ばんだり(ヤニ)、口臭の原因になりますか?
VAPEや加熱式タバコはタールが含まれないため、歯への着色汚れ(ヤニ)はほとんどありません。また、紙巻きタバコ特有の嫌な口臭も大幅に改善されます。壁紙が黄色くなることもありません。
妊娠中や授乳中に使用しても大丈夫ですか?
おすすめできません。成分が胎児や乳児に与える影響について医学的に完全な安全性が証明されているわけではありません。この時期は万全を期して使用を控えることを推奨します。
バッテリーが爆発するというニュースを見ましたが本当ですか?
過去の事故の多くは、知識のないユーザーが「メカニカルMOD」と呼ばれる保護回路のない機器を誤用したり、粗悪な電池を使用したりした場合に起きています。現在主流のPOD型や有名メーカー品には高度な保護基盤が搭載されているため、通常のスマホ同様に安全です。
維持費とメンテナンス
初期費用はどのくらいかかりますか?
初心者向けのスターターキットであれば約3,000円〜6,000円程度です。これにリキッド代が加わります。一度デバイスを購入すれば、後はリキッドと消耗品(コイル)のみの出費となります。
消耗品(コイル/POD)の交換頻度は?
一般的には1週間〜2週間が目安です。味が苦く(焦げ臭く)感じ始めたり、蒸気の量が減ってきたら交換時期です。放置するとリキッドが変色したり、液漏れの原因にもなります。
リキッド1本(60ml)でどれくらい持ちますか?
1日1箱程度の喫煙者なら、約2週間〜1ヶ月持つことが多いです。紙巻きタバコと比較しても、月々のコストを半分以下に抑えることも可能です。
充電器は何を使えばいいですか?スマホ用でも大丈夫?
注意が必要です。急速充電器(2A以上の高出力)を使用すると、バッテリーに負荷がかかり寿命を縮めたり、故障の原因になることがあります。「5V/1A」の低出力アダプターを使用するか、パソコンのUSBポートからの充電が推奨されます。
飛行機への持ち込みはできますか?
リチウムイオン電池を含むため、必ず「機内持ち込み手荷物」に入れる必要があります(預け入れは禁止)。また、上空の気圧変化でリキッドが漏れやすいため、PODを外してジップロック等に入れるか、リキッドを空にしておくのがベストです。
しばらく使わない時の保管方法は?
数日以上使わない場合は、リキッドを抜いておくことを推奨します。リキッドが染み込んだまま放置すると、コイルの酸化や重度の液漏れにつながります。また、直射日光の当たる場所や車内など、高温多湿な場所は避けてください。
本体の掃除はどうすればいいですか?
PODの接点部分(本体との結合部)に溜まった結露やリキッドを、ティッシュや綿棒でこまめに拭き取るだけで十分です。これだけで通電不良や故障のリスクを大幅に減らすことができます。